Alkira:AI時代のネットワークインフラストラクチャの最適な設定管理を支援する

Written by
ARVIND AYYALA

ネットワーキングは、あらゆる企業のITインフラストラクチャのバックボーンです。ワークロードのクラウドへの移行は依然として続いており、企業はマルチクラウドアプローチを選択しています。そんな中、AIの興隆が起きており、ネットワーキングには改良が必要です。優れた技術力と、企業がネットワーク機能を拡張するためのオプションを備えた、新しいタイプの企業が必要とされています。私たちはAlkiraが、これらすべての要素をつなぎ合わせ、規模を拡大している企業であると考えています。 

Network infrastructure-as-a-serviceを実現するという、同社のミッションを支援するため、私たちはAlkiraの1億ドルのシリーズC資金調達へ参加できることを嬉しく思います。

ガートナーによると、「パブリッククラウドサービスに対する世界のエンドユーザーの支出は、2024年には総額6,788億ドルになると予測されており、これは2023年の5,636億ドルから20.4%の増加」となります。パブリッククラウドの導入が急増を続ける中、マルチクラウドの導入も進んでいます。ある調査によると、回答者の87%がマルチクラウド戦略を採用しており、72%がパブリッククラウドとプライベートクラウドの両方を組み合わせたハイブリッドアプローチを採用しています。 

マルチ/ハイブリッドクラウド導入のメリットは数多くありますが、データの移動に必要な「配管」インフラストラクチャは複雑になります。この複雑さは、リモートワーク、エンドポイント/BYODの爆発的な増加、グローバルな分散、オンプレミスとクラウドのアーキテクチャ間の不整合(クラウドサービスプロバイダー間のアーキテクチャの違いを含む)によってさらに増幅されます。これらはすべて、コスト、レイテンシ、アップタイム、セキュリティへの影響など、ビジネスで必要とされることに応じるニーズによって下支えされています。 

Alkiraを利用するとどうなるでしょうか。Alkiraは、グローバルに分散した企業のマルチクラウドネットワーク管理を簡素化するソリューションです。その中核において既存のクラウドインフラストラクチャとネイティブに統合し、完全に管理・最適化されたメッシュネットワークを提供することで、統合型のNetwork infrastructure-as-a-Serviceを実現します。  同社のソリューションは、ノーコードで視覚的なGUI (Graphical User Interface)により、迅速かつシンプルなネットワークのデプロイを可能にし、クラウドオンランプ*1の作成、アプリとユーザーの接続、アプリの設定、ユーザーのプロビジョニング、セキュリティポリシーの適用といった、日常的に不可欠なクラウドネットワーキングにおけるタスクを管理・実行します。

AIの普及といった現在の市場動向は、Alkiraのようなネットワーキング・ソリューションの成長への追い風となっています。AIの効果的な導入には、最先端のモデルを構築・展開する能力だけでなく、強固で拡張性の高いネットワークインフラが必要です。Alkiraのプラットフォームは、企業が「オンデマンド」でグローバルネットワークをシームレスに拡張できるようにすることで、この要求に応えます。インフラストラクチャを効率的に拡張できるこの機能により、パフォーマンスを犠牲にすることなく、オンプレミス環境とマルチクラウド環境にわたる大規模なデータセットや、複雑な計算をグローバルに管理できます。このソリューションには、高度なセグメンテーション、暗号化、統合ネットワークセキュリティサービスも組み込まれており、企業のAIプロジェクトの整合性を確保できます。 

このビジョンを実現するために最も重要なのはチームです。創業経験を重ね、ネットワーキング・オペレーターとしても経験豊かなAmir Khan氏とAtif Khan氏(Viptelaの創業者)が率いるAlkiraの経営陣は、ネットワーキングにおいて累計100年超の経験を有しており、顧客のニーズと製品ビジョンの先を行くことができます。

私たちは、次世代のネットワーキングインフラを提供するというAlkiraのミッションをサポートできることを嬉しく思います。

*1 クラウドオンランプ:SaaSやIaaS環境を利用する際に、最も品質の良い経路を自動的に選択するという仕組み

Join THE DOME!

シリコンバレーからのインサイトをお届けします

Join THE DOME!

シリコンバレーからのインサイトをお届けします